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2009年 12月 30日
Cambridge MBAプログラムの最初の学期Michaelmas Termは、年明けのOrganisational Behaviour (OB), Accounting, Corporate Financeの筆記試験をもって最終終了となるが、最初の学期の総括を、簡単にしてみたい。
1. ケンブリッジの街・ケンブリッジ大学カレッジ生活には大満足。 歴史あるケンブリッジの街並み、ケンブリッジ大学カレッジ生活(Formal Dinnerや他学部生との交流)、文化的イベント(Music FestivalやMuseum等)、治安の良さ、こじんまりとした空間にほぼ全てがそろっている生活環境、自然豊かな郊外等、生活面では非常に大満足。 2. MBAの学生の質は、ほぼ期待通り。 30代後半の僕にとっては、MBAの学生の年齢(平均30歳)が若干若い気もするが、納得した上で選択してきたし、実際に接してもあまり違和感なし。それよりも、才能溢れる若き外国人と対等に学べる意義の方が、僕にとっては大きい。非常に協力的な雰囲気に溢れている点も、魅力。 3. Study Groupのメンバー・CVPプロジェクトについては、大満足。 このブログに記載した通り。このメンバーの一部とは、今後生涯にわたって付き合いを続けたいと思う。 4. アントレ関連やリーダーシップ関連のイベントは、ほぼ期待通り。 このブログに記載した通り、結構、面白いイベントが組まれている。既にほぼ年間スケジュールが決まっており、僕のMBAの代には無理だが、日本の大企業のトップによるリーダーシップセミナーが組まれると良いと思う。 5. ソフトスキル重視は予想以上。 Management PracticeやPPDといった全人格的教育の重視は、正直なところ、当初全く意識していなかったが、Cambridge MBAでは相当重視している。これを、「当り前すぎて時間の無駄・アホらしい」と受け取るか、「意外とおもしろい」と受け取るかで、評価が全く異なってくると思う。僕は、中間ぐらいの意見。 6. 授業の質については、やや失望。 僕は、この点についてのみ、ややネガティブな意見を持っている。問題点は、二つあると思っている。 一つ目は、Class Participationが、成績にほとんど関係ないという点。 これは、賛否両論あっって、教授側には、本質的でない発言をする者・回数を減らし授業を効果的・効率的に進めるメリットがある一方、生徒側には、つまらないと思った授業への参加意欲が極端に低くなるというデメリットがある。 最初の学期の印象は、後者の悪い弊害の方がやや強く現れているという気がする。 極端な話、成績に関係ないので、授業で一切発言する必要もないし、授業に出席しなくても良い。そうなると、授業に対する準備も当然甘くなるし、授業で効果的な発言をしようとする意欲も低くなってしまう。 10年前にアメリカの大学院に留学した時、Class Participationが成績の50%という授業もあったし、MBAの学生と一緒の授業を受講した時のあの活発なDiscussion中心の授業と比較すると、やや物足りない。 実際の授業では、多分その弊害を理解していて、積極的に発言しようとする献身的なグループが議論をリードしていく事になるのだが、正論ばかりの議論になりがちで盛り上がりに欠けるような気がする。(また、それでも、一部、意味不明な発言・質問をする人もいて、困ったりする。) 僕自身に限って言うと、「問題提起や議論に参加する事で、他の生徒にも意味があるように積極的に発言しよう」と思って、毎回それなりに準備して授業に参加していたのだけど、やっぱり甘えてしまって、なかなか発言しなかったというのが最初の学期の感想でもあり、反省点。 この点は、生徒側である程度解決できる点でもあるので、来学期の課題としたい。 二つ目は、基本的な教授の質の問題。 全員熱心ではある。また、全員がダメという訳ではないし、中には生徒から人気のある教授もいる。だけど、全体としてみれば、まだまだ体制整備中という感じがする。授業で感動したり、この人の授業を受けられただけでもケンブリッジMBAを選んで正解だったという教授に出会いたいと思う。この点は、最初のコア授業のみの学期に期待する方が無理なのかもしれず、今後に期待したい。 7. ケンブリッジMBAは発展途上。 当然、パーフェクトなMBAがあるはずがない。ケンブリッジMBAは、ケンブリッジというブランド・地域(ベンチャー企業の集積地)の優位性を活用しつつ、時代と生徒側の要請に柔軟に対応しようとしている発展途上のプログラムと思う。自ら変化しようとしている点は、評価しても良いと思う。 なんだか、ケンブリッジMBA全体の総括のようなコメントになってしまったが、残り8ヵ月間、ケンブリッジMBAの発展の為に貢献できるように、毎日「何を与えられるか」を考えながら、悔いの残らないMBA生活を過ごしたいと思う。 より多くの事を与える事ができれば、自分自身の成長にもつながるはず。
by Cam2009
| 2009-12-30 23:43
| MBA
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