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2009年 10月 26日
昨日でサマータイムが終了し、益々日が短くなってきた。今日は、Accountingの授業で感じた事を記しておきたい。
最近授業を受けていて、教授との相性(英語のアクセントやジョーク等を含めた「合う合わない」という感覚的なもの)って、結構重要と感じていたが、今日の授業で、「多分、この教授とは合わないな」と思う場面が、残念ながらあった。(実は、初回からなんとなくそういう予感はあったのだが。) 今日の講義の内容は、今まで学習したAccountingの知識を使って、直近のFinancial Timesの記事を議論するというものだった。また、その後のNon-nameで提示されたPLのみから、企業名を推測し、その上でBS・CFを推測するという試み自体は、決して悪くなかったと思う。但し、その後のGoodwillについての次のようなコメントが、僕としては、納得がいかなかった。更に、反論する場面もあまりなかったし。 「ちなみに、このA社は、Fair Valueに対して多額のGoodwillを計上し、M&Aを実行した。ところで、なぜ 多額のGoodwillを払ってまて、M&Aを実行するんだと思う?」 「M&Aを通じて、売上規模等を伸ばし、株価を上げたいというインセンティブが経営者に強くあるから。それによって、経営者はそのポジションを確保し、多額の報酬を得ている。」 曲がりなりにもM&Aのアドバイザーとして10年間やってきた立場の者からすると、M&Aという厳しい判断を行う企業経営者の苦しみを全く理解していない、あまりにも短絡的すぎるコメント。シナジー等、もっと的を得た回答があると思うのだが。 教授は、M&A についてネガティブなイメージで語っていた。数年前の米国のワールドコム、エンロン、日本の村上ファンドではあるまいし。教授が上記のような議論展開をする事によって、教授の懐の浅さ・表面的な考察が逆に浮き彫りになり、僕は「この人とは合わないな」という感覚を抱いてしまった。 Accountingは、一見、無機質で退屈なものだが、実際に関わると、時には会社の命運を分けたりする非常に重要なツールとなり得る。Accountingをめぐる関係者の熱い思いだって、工夫すれば授業に取り入れられるはず。僕が今日抱いた感覚が誤解である事を願いたい。
by Cam2009
| 2009-10-26 23:35
| MBA
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